「投資に興味があるけど、税金が心配…」
結論から言うと、そんなあなたにおすすめなのが NISA(ニーサ)を利用した投資です。
「NISAって何?」そう思われてる方でも大丈夫です。
この記事では、NISAの基礎知識から制度のポイント、初心者が注意すべき点までわかりやすく解説します!
こんな方におすすめ!
・NISAについて詳しく知りたい方
・株の売却時になるべく税金を払いたくない方
・初心者でも出来るNISAのおすすめ活用法について知りたい方
はじめに|投資をするなら、まず非課税制度を利用しよう!

よう!直樹!
これからインデックスファンドに少額投資していこうと思ってるんだけど、売る時に発生する税金に関して気になっちゃってさ💦
なるべく税金を払いたくないんだけど、おすすめの税金対策とかあるかな?



確かに株を売るときの税金は気になるよね💦
でもそんな個人投資家にもNISAという頼もしい味方がいるんだ!
今回は非課税制度のNISAについて解説していくよ!
「投資をする際にはNISAを使わないと勿体無い!」そんなセリフを聞いたことはないですか?
結論から言うと、その通りでNISAを使わないと勿体無いです。
ではNISAとは一体何なのかを始めに解説していきます。
NISA(少額投資非課税制度)とは?
NISAとは、「少額投資非課税制度(Nippon Individual Savings Account)」の略称で、一定額までの投資で得た利益が非課税になる制度です。
通常だと株式や投資信託で得た配当金や売却益のような利益には税金が発生します。
(日本株の場合は20.315%、米国株の場合は30.315%程の税金が発生します。)
しかし、NISAを利用して投資を行なった場合だと、それらの税金が日本株の場合はゼロになり、米国株の場合は10%の税金で済むようになります。
このNISA制度は2014年1月1日からスタートしましたが、2024年には新たに非課税枠が1800万円分まで拡充されて、より投資への自由度が上がりました。
現状のNISAは旧NISA制度の『つみたてNISA』と『一般NISA』の機能が統合され、両方の枠を併用できるのが最大のポイントです。
✅ 現状NISAの主な特徴
項目 | 内容 |
---|---|
非課税保有期間 | 無期限(旧制度では最長20年) |
年間投資枠 | つみたて投資枠:120万円、成長投資枠:240万円(合計360万円) |
生涯投資枠 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円、つみたて投資枠は600万円まで) |
利用可能年齢 | 18歳以上 |



つまり通常は配当金や売却益には税金がかかるけど、それが日本株の場合は全く税金が発生しないってわけか!
しかもNISAの非課税枠で投資すると1800万円まで非課税になるんだね!
めっちゃお得じゃん!



そうそう!
ちなみにNISAはイギリスで作られたISA(Individual Savings Account)という制度を参考にして日本政府が作った制度なんだよ。
ここで注意点です。
NISAは日本で生まれた非課税制度であるため、他国に投資した際の外国税は対象外となっています。
🇯🇵日本株の場合
日本株からの配当金や売却益から発生する税金は所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%で合計20.315%です。
これらの税金は全て日本で作られた税金なので日本政府のほうでコントロール可能なため、NISAを利用すれば完全非課税となっています。
🌏外国株の場合
外国株からの配当金や売却益から発生する税金は上記の20.315%の税金の他に外国税が発生します。(アメリカ株の場合は10%程。)
この外国税は外国で作られた税金なので日本政府のほうではコントロール不可なため、NISAを利用しても外国税のみ非課税対象外となっています。(日本の税金20.315%は非課税になります。)
NISAが誕生した理由



でもさ〜、何で政府はNISAって制度を作ったんだ?
非課税にすることで政府に何かメリットでもあるのかな?



政府がNISAを作った理由は主に2つあるんだ。
1つ目は家計の安定的な資産形成を支援するため、2つ目は経済成長のために家計の資金を投資へと向け、成長資金の供給を促すためだよ。
NISA(少額投資非課税制度)が生まれたきっかけは主に以下の2つの政策目的によります。
1.家計の安定的な資産形成を支援するため
日本では従来、家計の金融資産が貯蓄に偏りがちだったため、低金利の状態が続く中で将来の生活や老後資金準備のための資産形成を「投資を通じて行いやすくする」必要がありました。
そのため、投資利益に非課税措置を設けることで、より多くの人々が少額からでも長期的に資産形成を行えるよう支援することが狙いの1つでした。
2.経済成長のために家計の資金を投資へと向け、成長資金の供給を促すため
日本は他国と比べ家計の貯蓄率が高い一方で、これらの資金が企業の成長資金へつながりにくい現状がありました。そのためNISAを利用することで、個人が資金を株式や投資信託などに投じて、資本市場の活性化を促し、日本経済全体の成長に寄与することを目的としていました。
NISAの非課税枠の種類



ふーん、NISAが誕生した理由はそういうことだったのか。
ところでNISAの非課税枠には種類があるんだよね?
えーっと何だったけな。。。つみたてNISAと一般NISAだったかな?



2014年〜2023年までの旧NISA制度の際はそういう名所だったんだけど、今は『つみたて投資枠』と『成長投資枠』という名前に変更されてるよ!
まあ内容や仕組み自体は旧制度と似たようなものだから、そこはあまり気にしなくても大丈夫!
次はNISAで使える『つみたて投資枠』と『成長投資枠』についてそれぞれ解説していくよ!
NISAの非課税枠の種類1:つみたて投資枠(非課税枠:600万円)
『つみたて投資枠』は、長期・積立・分散投資を促進するために設けられた非課税枠です。
こちらの非課税枠は、投資信託への投資のみ可能で、個別株や上場投資信託(ETF)には投資出来ません。
内容 | 詳細 |
---|---|
年間投資上限 | 120万円(月あたり最大10万円) |
対象商品 | 金融庁が厳選した長期・積立に適した投資信託 |
投資スタイル | 毎月一定額を積み立てる(ドルコスト平均法) |
主な対象者 | 初心者・資産形成層・長期投資家 |
メリット | 商品の質が高く、信託報酬が安い優良ファンドばかりなので安心 |
デメリット | 投資先が制限されており、個別株やREITは対象外 |
NISAの非課税枠の種類2:成長投資枠(非課税枠:1200万円)
『成長投資枠』は、『つみたて投資枠』よりも自由度が高く、成長性を狙った投資も出来るように作られた非課税枠です。
こちらの非課税枠は、投資信託の他に個別株や上場投資信託(ETF)にも投資が可能です。
内容 | 詳細 |
---|---|
年間投資上限 | 240万円 |
対象商品 | 上場株式(日本株・米国株)、ETF、REIT、投資信託など |
投資スタイル | 自由なタイミング・金額でのスポット購入が可能 |
主な対象者 | 初心者、中級者〜上級者、配当投資・個別株に興味がある人 |
メリット | 高配当株・成長株・ETFなどにも投資可能 |
デメリット | 投資するのに不適格な銘柄にも投資出来てしまう |
『つみたて投資枠』と『成長投資枠』に関するよくある質問!
Q. 『つみたて投資枠』と『成長投資枠』は併用して利用可能なの?
A. はい、併用して利用可能です。2023年までの旧NISAでは年ごとに『つみたてNISA』か『一般NISA』のどちらかしか選べませんでしたが、2024年からの新NISAでは両方の枠を使用出来るようになりました!
Q. 『つみたて投資枠』は年間120万円まで投資可能だから最大5年で600万円の枠を消費出来る、『成長投資枠』は年間240万円まで投資可能だから最大5年で1200万円の枠を消費出来る。という認識であってる?
A. はい、その認識であってます!
Q. NISAって金融商品かなんかだと思ってたけど違うんですか?
A. はい、NISAは金融商品ではなく非課税口座のことです。このNISA口座は、国民一人につき1口座のみ開設可能です。証券口座を通じて開設することが出来ます。
基本的にNISA口座で購入した個別株や投資信託は日本株であれば税金がかからず、外国株であっても支払う税金は外国税のみになります。
もっと詳しく知りたい方は金融庁ホームページへ!→コチラから(※外部サイトへ飛びます)
NISAのメリットと注意点について



NISAが素晴らしい制度っていうのは分かったよ。
でもNISAにもメリットとデメリット両方あるんじゃないの?



基本的にはNISAはデメリットというデメリットは無いし、メリットのほうが圧倒的に多い制度だよ!
ただNISAにもちょっとした注意点は確かにあるね。。。
なので今からはNISAのメリットと注意点それぞれ解説していくね!
NISAのメリット5選
① 配当金や売却益などの利益が非課税になる(※外国税は対象外)
メリット1つ目は、今まで解説している通り、配当金や売却益などの利益が非課税になることです。
当然ですが、この非課税メリットがないと「NISAとは一体…」となってしまいます(笑)
NISAで投資をすると、株や投資信託の利益に税金が一切かからないので、運用効率が非常に高いです。
繰り返すようですが、NISAで投資をしていると日本株の場合は非課税、外国株の場合は外国税のみになります。
非課税メリットの例
eMAXlS Slim S&P500(投資信託)に1000万円投資していて、運用後に500万円の運用益が発生して合計1500万円になっていたパターンの場合
【通常の特定口座で買っていた場合】
1500万円−1000万円=500万円の運用益
この場合、税金は運用益に対してかかるため、
500万円 × 20.315%=101万575円の税金となる。
(S&P500はアメリカの指数だが、eMAXlS Slimファンドは日本の会社が運用しているため、外国税10%は発生しない。)
よってトータル利益は、1500万円−101万575円=約1399万円となる。
【NISA口座で買っていた場合】
1500万円−1000万円=500万円の運用益
ですが、非課税になるため支払う税金ゼロ
よってトータル利益は1500万円まるごと受け取れる!
②非課税期間が無期限
メリット2つ目は、非課税期間が無期限ということです。
2023年までの旧NISAの時点では非課税となる期間には限りがあったため、非課税期間を過ぎる前に売ってしまわないといけませんでしたが、2024年からパワーアップした新NISAでは非課税期間が無期限になったため、より資産形成がやりやすくなりました。
そのため非課税期間の期限切れを気にする事なく、より長期的な視点で資産形成することが出来るようになりました。



「非課税が適用される期間はあとどれぐらい?」って考える必要がなくなったのはとてもいいことだね!
③ 非課税枠が1800万円もある
メリット3つ目は、非課税枠が1800万円分もあることです。
旧NISAの際は、『つみたてNISA』は年間40万円を20年で800万円分の非課税枠。『一般NISA』は年間120万円を5年で600万円分の非課税枠が設けられていました。
しかし、近年の物価高や年金を安定的に出すのが難しくなってきたのか、日本政府が2024年から『貯蓄から投資へ』と銘打って『新NISA』という制度を作りました。
それが今のNISA制度です。新NISAになってから非課税枠は1800万円まで拡充されたため、投資への幅がより広くなりました。
これも現状のNISA制度のメリットと言えるでしょう。



よく考えたら非課税枠が1800万円もあるって革命的だよな!
投資しきれるか怪しいぐらいの非課税枠だし。



非課税枠はめちゃめちゃ多いけど、これぐらい枠があれば老後の資産形成にも充分対応出来るよね。
④インデックス投資との相性が良い
メリット4つ目は、インデックス投資との相性が良いことです。
インデックス投資とは、特定の指数に連動することを目指した投資のことです。
特に私がおすすめしているeMAXlS Slim S&P500とeMAXlS Slim 全世界株式(オール・カントリー)というインデックスファンドは分配金を直接受け取ることは出来ませんが、内部で分配金が自動的に再投資されるため、NISAの非課税枠を消費せずに複利運用が出来るのでNISAとはとても相性が良いです。(高配当株で複利運用する場合は、自己資金か配当金を自身で再投資する必要があるため非課税枠を消費してしまう)
他にもインデックスファンドへの投資にNISAを推奨する理由は下記にもあります。
分散効果が高い:インデックスファンドは数百~数千の企業に分散投資し、特定企業が倒産しても全体がゼロになるリスクはかなり低いです。
市場の回復力:歴史的に見て、世界規模・主要国規模のインデックスは何度も暴落を経験しながら、必ず回復と成長を繰り返してきました。
倒産リスクの低減:個別株と異なり、個々の倒産があってもインデックス全体の基準価額がゼロになることは非常に考えにくいです。
もっと詳しくインデックス投資に関して知りたい方は下記の記事をご覧ください。
⇨【投資初心者必見!】投資信託とは?初心者はインデックスファンドがおすすめな理由とおすすめファンドは?
⑤非課税枠は慌てて使わなくても良い
メリット5つ目は、年間360万円の非課税枠を慌てて一気に使わなくても良いことです。
皆さんの中にはこう思われた方はいませんか?
「年間360万円は使えなかった分は消滅しちゃうの?」「1年間で360万円分の非課税枠なんて使いきれないよ〜💦」
大丈夫です、安心してください。
仮に使いきれなかった非課税枠は翌年に回されます。
出ないと年間360万円分を1年間で使い切れる人はそうそういません(笑)
つまり、一気に投資するも良し、少額から投資するも良し、NISAは個人で好きなように使うことができます。



はあー。良かった。
もし「年間360万円を使いきれなかったら残りの分は消滅しますよ」なんて言われたら少額投資の俺は涙ちょちょぎれるところだったぜ。。。



仮にそんなこと言ったら「お金持ち優遇じゃないか!」って叩かれるだろうしね。流石に政府もそこは理解してるんだろうね。
NISAをする際の注意点3選
① 元本保証ではないことを認識しておく
注意点1つ目は、元本保証ではないことを認識して始める事です。
「NISAをしてたら、とりあえずいいんでしょ?」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
このような安易な考えで始めると損をしてしまう可能性があります。
当然ですがNISAを使った投資であろうと、投資は投資なので元本割れのリスクは必ずあります。
NISAを使っていようが元本保証されているわけではないことには注意が必要です。
なので、ファンドは何に投資するかをよく考える、個別株は銘柄選定をして優良な企業にのみ投資することは絶対に忘れないようにしましょう。
②損益通算が出来ない
注意点2つ目は、損益通算が出来ない事です。
損益通算とは、同じ年の中で発生した利益と損失を相殺(合算)し、課税対象となる所得金額を減らせる制度です。
例えば、A企業への投資では1万円の含み益を利益確定させた一方で、B企業への投資では15000円の含み損が出ている状態で利益を確定させた場合、その15000円の損失を10000円の利益から差し引いて税額を計算できます。
これによって、合計で-5000円の損失が発生するため納付すべき税金の額をなくすことが可能です。
しかし、これがNISAの場合だとそもそも支払う税金自体が発生しないので損益通算が使えないため、ただの5000円の損失のみで終わってしまいます。
損益通算の例
【通常の特定口座の場合】
A企業:10,000円の含み益⇨その後売却して利益確定(+10,000円の利益)
B企業:15,000円の含み損⇨その後売却して利益確定(ー15,000円の損失)
株は利益がプラスの状態で売却した際に税金が発生するため以下のようになる。
(損益通算を利用しない場合)
A企業売却時の利益10,000円から税金を徴収する⇨10,000円×20.315%=2,032円の税金支払い
B企業売却時の損失15,000円からは税金は発生しない。
(損益通算を利用した場合)
A企業売却時の利益10,000円とB企業売却時の損失15,000円を合算すると-5000円⇨税金は発生しない。
結果、損益通算を利用した分、税金を支払わなくて良くなったことに対して得をした。
【NISA口座の場合】
A企業:10,000円の含み益⇨その後売却して利益確定(+10,000円の利益)
B企業:15,000円の含み損⇨その後売却して利益確定(ー15,000円の損失)
そもそもNISAには税金が発生しないため、合計-5000円のまま取引終了。
結果、ただの-5000円の損失で終わる。(NISAを利用した意味無し。)



んーー
難しくてよく分からないな。。。



税金の話って難しくて良く分からないよね。
投資って通常は利益に対して税金が発生するものでしょ?
だから通常だと利益が発生した時は税金を払わないといけない。
でも他の金融商品でマイナスがあったらそれとぶつけて利益を相殺できる。結果として合計の利益に対して税金を支払えばOKなんだ。
これがいわゆる損益通算。
その前提に立つと、NISAで運用してマイナス状態の場合、税金はそもそも発生しないからNISAの非課税効果を活かせずにただ損をしただけってことになるんだ。



つまり特定口座で投資をして損を出した場合は、損益通算を使えば税金を安く出来るor払わなくて良くなるからお得。
でもNISA口座で投資をして損を出した場合は、そもそも税金を払わなくて良い制度だからNISAのメリットを活かせず損をしてるだけってこと?



そうそう!そういうこと!
まあNISAは利益が出るものにさえ投資をしていれば関係のない話なんだけど、知識として損益通算が使えないことは覚えておいてね。
損益通算に関してもっと知りたい方は国税庁のサイトをご覧ください。(※外部サイトへ飛びます)
③対面型の証券会社では開設しない
注意点3つ目は、対面型の証券会社では開設しないようにする事です。
対面型の証券会社とは、窓口のある証券会社のことです。(銀行で例えるとメガバンクや地方銀行の窓口など)
NISA口座を開設したい個人が証券会社の窓口まで直接足を運んで口座開設してもらうというのは、一見正しい行動のように思えます。
しかし、対面で口座開設をしてしまうと、営業マンから不必要な手数料の高い商品を進められたり、NISA口座を他の証券会社に乗り換えたい際も中々解約させてもらえないというデメリットがあります。
はっきりと言いますが、窓口の証券会社の方々は顧客の資産が増えることは考えてくれません。
「口座開設を一人でするのは不安だからとりあえず証券会社へ足を運ぼう。。」
そう思って窓口に足を運んでしまったら、証券会社の営業マン達のカモになってしまいます。



え〜!まじかよ💦
でも小さい証券会社ならともかく大手なら安心なんじゃない?
大手の証券会社は商品もしっかりしてるだろうし、お客様ファーストできっと立派な金融商品を勧めてくれるよ!



大手の証券会社でも関係ないよ💦
むしろ大手の方が要らない営業をしてきたり、エグい手数料を取ってきたりするから注意が必要なんだ。
大手だろうと中小だろうと営利企業である以上は儲けるのが第一優先だからね。
じゃあどうやってNISA口座を開設すればいいの?
「窓口がダメならどうすれば良いの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
これから投資を始める方々におすすめしたいのがネット証券で証券口座を開設するのが一番です。
ネット証券では口座開設はネットのみで完結するため、開設手数料は無料、余計な手数料は発生しません。
その他でネット証券を勧める理由に関しては、どうしても長くなってしまうのでまた別の機会に記事にしたいと思います。乞うご期待!💦
パターン別NISA活用法



なるほど!NISAを使うメリットと注意点が分かったぞ〜!



それなら良かった!
最後にパターン別でのNISA活用法について解説するね!
パターンA:将来のために合理的に資産を増やしていきたい堅実タイプ
(初心者にもおすすめ)
将来のために合理的に資産を増やしていきたい堅実タイプの方は、『つみたて投資枠』と『成長投資枠』のどちらもeMAXlS Slim S&P500(米国株式)またはeMAXlS Slim 全世界株式(オール・カントリー)というインデックスファンドに投資することをおすすめします。
「特に投資に面白さは求めてない」「配当金も別に要らない」「10年〜15年後に着実に資産が増やせてたら良い」と考える方はこの方法がベストです。
- つみたて投資枠(非課税枠:600万円):eMAXIS Slim S&P500(米国株式)またはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 成長投資枠(非課税枠:1200万円):eMAXIS Slim S&P500(米国株式)またはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)



これが一番堅実な方法。万人にお勧めなNISA活用法だよ!
パターンB:堅実な投資をしながら投資をすることで豊かになってる感覚も楽しみたいタイプ
堅実な投資をしながら投資をすることで豊かになってる感覚も楽しみたいタイプの方は、『つみたて投資枠』はeMAXlS Slim S&P500(米国株式)またはeMAXlS Slim 全世界株式(オール・カントリー)へ投資して、『成長投資枠』は日本の高配当株投資をおすすめします。
高配当株への投資をすることで決められた月に定期的に配当金を貰えますし、さらに優良な高配当企業に投資が出来れば増配をしてくれる&株価も右肩上がりで成長してくれる企業も存在します。
ただし高配当株は個別株なので、投資するタイミングは超重要です。銘柄選定のセンスや銘柄分析が出来る能力も必要になってくるため「そんなの面倒くさいから考えたくない」という人は、高配当株への投資は諦めて素直にインデックス投資一本で資産形成をやっていきましょう。そのほうが良い未来に繋がるはずです。
「定期的な配当金が欲しい」「銘柄選定や銘柄分析の勉強も楽しくやっていける」「投資によって豊かになっていってる感覚が欲しい!」と考える方はこの方法がベストです。
- つみたて投資枠(非課税枠:600万円):eMAXIS Slim S&P500(米国株式)またはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 成長投資枠(非課税枠:1200万円):日本銘柄の高配当株投資(※ただし投資するタイミングを見極めることが超重要!銘柄選定のセンスや銘柄分析が出来る能力が問われる)



実際はパターンAのほうが合理的なNISA活用法だけど、
もし配当金を出してくれる高配当株にも興味がある方は、この方法でも悪くないです。
ただし高配当株に投資するタイミングは超重要だから、銘柄選定や銘柄分析の勉強は必須だよ!
パターンC:堅実な投資をしながら個別株への投資で一発当てたいギャンブルタイプ
このパターンでの投資は私自身あまりおすすめは出来ませんが、堅実な投資をしながら個別株への投資で一発当てたいギャンブルタイプの方は、『つみたて投資枠』はeMAXlS Slim S&P500(米国株式)またはeMAXlS Slim 全世界株式(オール・カントリー)へ投資して、『成長投資枠』は優良大手企業の個別株に集中投資またはグロース株に集中投資してください。
例えばアメリカ企業で言うとエヌビディア、テスラ、アルファベッドA、アマゾンなど。日本企業で言うと、東京エレクトロン、任天堂などです。
こちらの投資方法は一発当てればインデックス投資や高配当株投資より圧倒的リターンが出せます。しかし逆に大きな損失も出す可能性がある危険な投資方法であるため、投資するタイミングは超重要です。
ただNISAは頻繁な売買をする場合、すぐに非課税枠を消費してしまうので、一番含み益が膨らんだタイミングで株を売る判断をする必要があります。
繰り返しにはなりますが、この方法は大きく資産が倍になる可能性もありますが、逆に大きな損失を出す可能性があることも認識して覚悟の上で投資してください。
- つみたて投資枠(非課税枠:600万円):eMAXIS Slim S&P500(米国株式)またはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 成長投資枠(非課税枠:1200万円):優良大手企業の個別株&グロース株に集中投資(※運が超重要!投資するタイミングを見極めることも超重要になります!)



正直このやり方は僕自身あまりお勧めしてないよ。
投機性が非常に高いし、株を買うタイミングと売るタイミングのどちらも超重要になってくる投資法だからね。
鬼が出るか邪が出るか…。
このパターンはそういう投資法だけど、それでも「一発逆転を狙いたい」「短期で人生を変えるんだ!」と思う人は覚悟してやってね。。。
まとめ:NISAは「税金ゼロ」で資産形成が加速する最強制度!



直樹!ありがとう!
非課税制度のNISAを知れただけで凄い収穫だったよ!
これからはNISAを使ってインデックス投資を頑張るぞー!



投資へのやる気がみなぎってきたみたいで良かったよ!
非課税枠1800万円分あるNISAは正しい使い方をするだけで人生が変わるぐらいの破壊力があるよ!
NISAに対して理解を深めて最強の味方にしていってね!
投資で資産形成を考えるなら、まずはNISAの活用が基本です。
特に2024年からの新制度では、自由度と非課税枠の両方が大幅に強化されたので、活用しない手はありません。
「難しそう…」と思っている方でも、月1万円からの積立投資で始めることができますよ!
◎今回の記事のまとめ
・NISAとは、「少額投資非課税制度(Nippon Individual Savings Account)」の略称で、一定額までの投資で得た利益が非課税になる制度のこと。(配当金や売却益が非課税対象)
・NISAを利用することで日本株は非課税、外国株は10%の外国税のみになる。
・NISAが誕生した理由は以下の2つ。
①家計の安定的な資産形成を支援するため
②経済成長のために家計の資金を投資へと向け、成長資金の供給を促すため
・NISAの非課税枠の種類
①つみたて投資枠(非課税枠:600万円):投資信託への投資のみ可能(個別株や上場投資信託等は不可)
②成長投資枠(非課税枠:1200万円):投資信託の他に個別株や上場投資信託(ETF)にも投資が可能
・ NISAのメリット5選は以下の通り。
① 配当金や売却益などの利益が非課税になる(※外国税は対象外)
②非課税期間が無期限
③ 非課税枠が1800万円もある
④インデックス投資との相性が良い
⑤非課税枠は慌てて使わなくても良い
・NISAの注意点3選は以下の通り。
① 元本保証ではないことを認識しておく
②損益通算が出来ない
③対面型の証券会社では開設しない
・パターン別NISA活用法
パターンA:将来のために合理的に資産を増やしていきたい堅実タイプ
⇨合理的で効率的な投資法で初心者にもおすすめ!
パターンB:堅実な投資をしながら投資をすることで豊かになってる感覚も楽しみたいタイプ
⇨高配当株にも投資したい方にはおすすめ!(ただし、投資するタイミングは超重要!勉強必須!)
パターンC:堅実な投資をしながら個別株への投資で一発当てたいギャンブルタイプ
⇨運が超重要の投資!再現性が無く、必ず儲かる保証は無い。



今回は以上です。
NISAは上手く使えば資産形成をする上でとても強力な武器になります。
資産形成への戦略も立てやすくなるので、まさに使わない手はありません。
今日から貴方も賢くNISAを活用出来るように投資とNISAについて学んでいきましょう!
ここまでご覧いただきありがとうございました!