【投資初心者必見!】投資信託とは?初心者はインデックスファンドがおすすめな理由とおすすめファンドは?

「証券口座の開設が終わったけど、投資初心者は何から始めたらいいの?」
「投資のことが全く分かりません、おすすめの投資先とか無いですか?」

そんな疑問を持つあなたに向けて、この記事では初心者にはインデックスファンドがおすすめの理由と初心者が投資するべきおすすめファンドについてわかりやすく解説します。

こんな方におすすめ!
・投資初心者でどこに投資したら良いか分からない方
・少額からでも投資を学んでいきたい方
・投資に興味はないけど資産形成を始めたい方

目次

はじめに|「投資、何から始めればいい?」の答えはこれ!

金欠郎

直樹!俺もこれから投資を始めていきたいんだけど、実際に何を買ったらいいかな?
投資とか初めてやるもんだから、なんか不安でさ。。。

直樹

おー!金欠郎くんも投資を始める決心が付いたんだね!
結論から言うと、S&P500指数に連動したインデックスファンドもしくはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスという指数に連動したインデックスファンドに投資することを推奨してるよ。

金欠郎

なるほど!S&P500指数に連動したインデックスファンドもしくはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスという指数に連動したインデックスファンドね〜。。。

金欠郎

。。。。

金欠郎

いや分からん分からん!!
S&P500指数って何!?インデックスファンドって何!?
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスって何!?
難しい言葉いっぱい出てきてパニックだよ!

直樹

ごめんごめん!難しい言葉がいっぱい出てきて混乱したよね💦
簡単に言うと「アメリカまたは全世界の指数に連動した投資信託を買おう」ってことだよ。
一から分かるように一つずつ細かく解説していくね。

そもそも「投資信託 (ファンド) 」とは?

投資信託(ファンド)とは、各投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめて、運用の専門家(ファンドマネージャーなど)が株式や債券、不動産などに分散投資・運用する金融商品のことです。
そして投資信託には様々な種類があります。

・アメリカの企業500社の株価平均を表したS&P500という指数に連動することを目指すファンド
・日本の企業225社の株価平均を表した日経平均株価(日経225)に連動することを目指すファンド
・ユーロを導入している欧州各国の主要50社で構成されたユーロ・ストックス50という指数に連動することを目指すファンド
・その他新興国の指数に連動することを目指すファンド

などのように投資信託には様々な種類のファンドがあります。

投資信託の主な特徴
少額から投資可能:自身で企業を選んで投資する個別株などと比べて、最低100円からと少額から始めやすいです。
専門家による運用:個々の投資家が直接、多様な銘柄を選ぶ必要がなく、運用のプロが代わりに分散投資をしてくれます
分散投資が簡単:投資対象や地域を選ぶことで、リスクを分散できます

金欠郎

うーん、まだイマイチ投資信託の仕組みが分からないな…。

直樹

例えばお正月によく食べる鉢盛りなんかを想像してみて。
鉢盛りの中身って、煮物が0.7割、唐揚げが0.5割、焼き魚が0.8割、卵焼きが0.8割、昆布が1割、、、みたいな感じで色々な種類の食べ物がバランス良く入ってるよね。
あれと同じでS&P500に連動したファンドに1万円投資した場合、1万円のうちA企業には500円投資、B企業には200円投資、C企業には100円投資、D企業には…etc
みたいに自動でファンド内の500社各企業に細かく分散して投資してくれるんだ。
それが投資信託。いわゆるファンドの役割だよ。

金欠郎

なるほど!
個別株でバランス良く投資する場合だと1社1社自分で投資しないといけないから手間がかかるけど、ファンドを買うことで株詰め合わせパックみたいなのを買えるってことか!

直樹

そうそう!そういうこと!

◎投資信託のイメージ
例)S&P500指数に連動するインデックスファンドに1万円投資した場合
⇨アメリカの会社500社に対して1万円を分散して投資をする(それぞれの企業に対する投資比率はファンドの運営会社が決めています。)

A企業に500円投資(投資比率5%)、B企業に1000円投資(投資比率10%)、C企業に2000円(投資比率20%)D企業に450円(投資比率4.5%)、E企業に690円投資(投資比率6.9%)F企業はetc…のように各企業に分散して投資します。

直樹

投資しようとしてるファンドの投資比率を調べる際は、ファンドの詳細部に『目論見書』という書類データがあるので参考にしてみてね!

(参考)SBI証券 ファンドの目論見書の見方(※外部サイトに飛びます)

投資信託には大きく分けて2種類ある

金欠郎

投資信託はS&P500指数に連動したファンドや日経平均株価に連動したファンドだったり色々あるんだね。
どのファンドも特定の指数に連動したものばかりなの?

直樹

厳密に言うと指数に連動するファンドばかりではなくて、指数を上回る成績を出すことを目指してるアクティブファンドっていうファンドもあるんだ。
次は指数に連動するインデックスファンドと指数を上回るリターンを目指すアクティブファンド
この2つのファンドに関して、それぞれ詳しく解説していくね!

インデックスファンドとは?

インデックスファンドとは、日経平均株価やS&P500などの「特定の指数」に連動することを目指したファンドです。
つまり日経平均やS&P500が上がればファンドの価値も上がり逆に下がれば下がる。そういう性質があります。

市場平均と同じリターンを得ることを重視し、ファンドマネージャーは指数構成銘柄をそのままコピーして運用しますので、指数と同じように“機械的に”運用されるのが特徴です。

インデックスファンドの運用イメージ

指数(ベンチマーク)と同じ構成で運用され、市場全体の平均的な動きをそのまま追っていく。
ファンドマネージャーによる独自の銘柄選びはせず、日経平均株価やTOPIXなど「特定の指数」の構成銘柄と同じ比率で保有する。
積極的な売買はほぼなく、コストを抑えられる
市場下落時はそのまま下がり、上昇時もそのまま上昇するため、値動きの予測がしやすい
運用の自由度は低く、市場平均以上のリターンは狙えない

アクティブファンドとは?

アクティブファンドとは、ある指数を上回るリターンを目指して、プロのファンドマネージャーが独自の調査・分析で銘柄を選んで構成されたファンドのことです。
経済状況や相場環境に応じて、セクターや銘柄の入れ替えを頻繁に行うことがあります

アクティブファンドの運用イメージ

プロのファンドマネージャーやアナリストが独自に調査・分析し、ベンチマーク(指数)以上を目指して積極的に運用する。
銘柄の選定や比率、タイミングなどを柔軟に変更できるため、市場の変化に素早く対応できる。
成長が期待できる企業や割安な企業を選ぶ(グロース株・バリュー株など)、テーマや業種に特化する、中小型株に比重を置く、など戦略が多様
調査や売買のコストが高いため、信託報酬などの手数料も高め
成功すれば大きなリターンを狙えるが、失敗すると市場平均より大きく下回ることがある
運用戦略の自由度は高く、テーマやリスク許容度、投資家の好みに合わせて選択できる

『インデックスファンド』と『アクティブファンド』の違いまとめ

運用イメージインデックスファンドアクティブファンド
運用方針指数と同じ構成、市場平均を目指す独自の戦略で指数を上回るリターンを目指す
売買頻度低(構成変更は指数再編成時のみ)高(マネージャーが積極的に売買)
コスト低(信託報酬:年0.05%〜0.1%程度)(※)高(信託報酬:年0.5%〜2%程度)(※)
値動きの予測性高(指数に連動)低(運用方針で変動)
自由度
狙い安定・分散・長期保有積極・成長・短期・テーマ

(※)信託報酬(しんたくほうしゅう)とは?
投資信託を保有している期間中、投資家が運用の対価として支払い続ける手数料のことです。

インデックスファンドとアクティブファンド、どっちがいいの?

金欠郎

なるほど!投資信託は指数に連動するインデックスファンドだけじゃなくて、指数を上回る成績を目指すアクティブファンドってのもあるのかー!
それぞれのファンドの特徴が何となく分かったよ!

直樹

それなら良かった!

金欠郎

ん?でもちょっと待てよ?
最初に直樹はS&P500指数かMSCIオール何ちゃら指数に連動したインデックスファンドに投資するのがお勧めって言ってたよね?
でもさっきの説明を聞いてる感じだと、指数を上回る成績を目指すアクティブファンドのほうが魅力的に見えるよ?
アクティブファンドは指数を上回る成績を目指してくれるんだから、指数と同じ動きしか出来ないインデックスファンドに投資する必要が本当にあるのかな?

直樹

いや、アクティブファンドはあくまで『ある指数を上回るリターンを出すことを目指したファンド』であって、「必ず指数を上回るリターンを出せますよ〜」って言ってる訳では無いんだ。
それに指数に勝ち続けるのはプロでも難しい。。
それに過去の株価データを振り返ると、アクティブファンドよりもインデックスファンドのほうがリターンを出している年がほとんどなんだよ。

金欠郎

え!そうなの!?

「インデックスファンドとアクティブファンド、どっちがいいの?」
この問いに答えるのであれば、結論インデックスファンドに投資するほうが良いです。
実は、多くの人が「プロが運用するアクティブファンドの方が儲かる」と思いがちですが、過去の統計では、インデックスファンドの方が良い成績を出している年の方が多いんです。
それほど株式投資の世界では、指数に勝ち続けるのは難しいという事です。
それ以外にもインデックスファンドをお勧めする理由がありますので解説します。

初心者にインデックスファンドをおすすめする理由4つ

① 手数料が圧倒的に安い

おすすめの理由その1は、手数料が圧倒的に安いためです。

インデックスファンドは指数に連動するように構成銘柄を設定するため、余計な株式の売買がありません。
そのため運用が自動&シンプルなので、手数料(信託報酬)が非常に安く済みます。
「手数料の差なんて大した事ないでしょ?」と思われるかもしれませんが、長期運用を行う上で手数料の差はバカになりません。
手数料の差は、長期投資では最終的な資産額に大きな影響を与えます。

例1)手数料が年0.09%のインデックスファンドに月1万円投資した場合
→10,000円(月々の投資額)×12ヶ月=120,000円(1年間の投資額)
→120,000円(1年間の投資額)×0.09%(1年間の信託報酬)=108円(1年間の手数料)

例2)手数料が年2%のアクティブファンドに月1万円投資した場合
→10,000円(月々の投資額)×12ヶ月=120,000円(1年間の投資額)
→120,000円(1年間の投資額)×2%(1年間の信託報酬)=2400円(1年間の手数料)

たった年0.09%と年2%の手数料の違いでも1年間でこれだけの差になりますので、長期運用で10年、20年、30年と運用すればする程とんでもない差になります。

金欠郎

うわー!たかが手数料って思ってたけど少し違うだけでこんなに違うのか!信託報酬恐ろしや〜💦

直樹

それに月々1万円の投資でこれだけ差が出てるからね。
もっと金額を上げたらもっと差が凄いことになるよ💦

② 分散投資でリスクを抑えられる

おすすめの理由その2は、分散投資でリスクを抑えられるためです。

投資信託はファンドによっては、1本のファンドで数百〜数千の企業に分散投資できる商品も多く、個別株よりもリスクを分散しやすいです。
個別株で分散する場合は1社1社の株を買ってポートフォリオを組まなければいけないですが、インデックスファンドであれば、初めからファンド内で銘柄が分散されているため扱いやすいです。

分散投資は気長に投資を継続するためには必要不可欠です。

③ 積立放置で良いため長期保有に向いている

おすすめの理由その3は、積立放置で良いため長期保有に向いているためです。

インデックスファンドは市場全体の成長に合わせてコツコツ増やすタイプなので、長期で資産形成を考えている人に最適です。
売買のタイミングに悩むことなく、積立放置でもOKなのが強みです。

これが例えば高配当株投資やグロース株投資などの個別株投資の場合、銘柄選定や投資するタイミングを間違えてしまうと、一生株価が戻らずに損をする可能性も充分にあります。
所詮、個別株投資は一企業への投資なのでその投資先が倒産したり上場廃止になると株も紙切れになります。

しかし、インデックスファンドの場合は様々な企業の詰め合わせパックなので1社潰れたところで破綻はしませんし、「どの業種がこれから上がるか」「今はこの企業に投資するタイミングなのか」を考えなくても個別株に投資してるわけではないので、積立放置でも問題はありません。
インデックスファンドへの投資は、投資してる国全体の経済成長に賭けた投資です。

「投資には別に興味はないけど資産形成はしたい」「投資への面白さは求めてないけど、長期的に資産を増やしていきたい」方なんかはタイミングを見らずに投資が出来るインデックスファンドを特におすすめします。

④ NISAと相性が良い

おすすめの理由その4は、NISAと相性が良いためです。

NISAとは、日本の個人投資家向けの非課税投資制度のことです。

NISAには『つみたて投資枠』と『成長投資枠』という二つの枠が設けられていて、その枠内で買った株に対しては売却の際に税金がかからないようになっています。(通常であれば売却時に損益がプラスだった場合、日本株は20.315%、米国株は30.315%の税金がかかる。)

しかし、NISAの枠には1年間ごとに使える枠の上限が決まっているため、頻繁にNISA内で株の売買を繰り返していると、年間の枠をすぐに消費してしまうことになり非常にもったいないです。

そのため、一度買ったらしばらく売却しないようなインデックスファンドとの相性が良いのです。

金欠郎

なるほどねー
もっとNISAのことも詳しく知りたいな〜

直樹

NISAは資産形成をする上で最高の味方になってくれる制度だよ。
NISAに関しては、下記の記事で解説しているから参考にしてみてね!

NISAに関して、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【初心者向け】投資家の味方、NISAとは?メリットと注意点について徹底解説!

初心者におすすめしてるインデックスファンド2選

金欠郎

直樹がインデックスファンドをおすすめしている理由がわかったよ!
ところで初心者にもおすすめ出来るインデックスファンドとかあるの?

直樹

もちろん!
僕がおすすめしているインデックスファンドは、eMAXIS SlimシリーズのS&P500と全世界株式、この2択だよ!

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

おすすめインデックスファンドその1:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

おすすめのインデックスファンドの1つ目は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。

こちらはアメリカの大企業で構成するS&P500指数に連動することを目指したインデックスファンドで、中長期で経済成長が期待できるアメリカの主要産業を代表する約500社にこれ1本で投資が出来ます。

こちらのファンドは手数料の安さも魅力の一つとなっており、買付手数料は0円、信託報酬は年間0.0814%という破格レベルの安さです。(※2025年7月27日時点)

Q . eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の構成銘柄はどうなっているの?

A . 組入上位10銘柄(投資比率の高い上位10銘柄)の内容を見てみると、下記の通りになっています。
順位 銘柄名
1位  アップル(投資比率6.60%)
2位  マイクロソフト(投資比率6.10%)
3位  エヌビディア(投資比率5.60%)
4位  アマゾン(投資比率3.70%)
5位  メタ・プラットフォームズ(投資比率2.50%)
6位  アルファベッド・クラスA(投資比率2.10%)
7位  バークシャーハサウェイ・クラスB(投資比率2.00%)
8位  ブロードコム(投資比率1.90%)
9位  テスラ(投資比率1.70%)
10位 イーライリリー・アンド・カンパニー(投資比率1.50%)

(※2025年7月27日時点の情報です。また投資比率は都度変わる場合があります。)

金欠郎

うわー!アップルやマイクロソフト!
俺が聞いたことのある企業ばっかりだな〜!

直樹

アメリカはGDP第1位の経済大国だから成長への期待は凄いよね!
現に僕たちの周りはアメリカ製品で溢れてるしね

金欠郎

ほんとだよな〜!
iPhoneを使ってAmazonで注文したり、エクセル使って仕事もしてたりするもんな〜

GDP(国内総生産)とは?
一定期間内(通常は1年)に国内で生み出された商品やサービスの付加価値の総額を示す指標のことです。

おすすめインデックスファンドその2:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

おすすめのインデックスファンドの2つ目は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。

こちらはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、これ1本に投資するだけで23ヵ国の先進国と24ヵ国の新興国の株式に分散投資出来るようになっています。

こちらのファンドも手数料の安さが魅力の一つとなっており、買付手数料は0円、信託報酬は年間0.05775%という破格レベルの安さです。(※2025年7月27日時点)

Q . eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の構成銘柄はどうなっているの?

A . 組入上位10銘柄(投資比率の高い上位10銘柄)の内容を見てみると、下記の通りになっています。
順位 銘柄名
1位  アップル(投資比率4.10%)
2位  マイクロソフト(投資比率3.60%)
3位  エヌビディア(投資比率3.40%)
4位  アマゾン(投資比率2.30%)
5位  メタ・プラットフォームズ(投資比率1.60%)
6位  アルファベッド・クラスA(投資比率1.50%)
7位  ブロードコム(投資比率1.10%)
8位  テスラ(投資比率1.10%)
9位  イーライリリー・アンド・カンパニー(投資比率0.90%)
10位 バークシャーハサウェイ・クラスB(投資比率0.90%)

(※2025年7月27日時点の情報です。また投資比率は都度変わる場合があります。)

金欠郎

あれ?全世界って言ってるけど47ヵ国にしか投資してないの?

直樹

上記47カ国以外の小規模市場や投資環境が整っていない国・米国等の市場参加制限がある国は「指数の構成対象外」になってるんだよ。

金欠郎

なるほどね〜、あと上位がアメリカ生まれの会社しかないじゃん。

直樹

現時点ではアメリカがGDP第1位を維持し続けているし、アメリカより成長する国が見当たらないから、アメリカ企業の比重を高くして投資してるんだろうね。
もし仮にアメリカが衰退して他国が成長することになったら、運用会社が自動的に投資比率を調整してくれるから自動調整機能も全世界ファンドの魅力だよ。

eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の信託報酬を追求することをコンセプトにしている👍

上記2つのファンドは三菱UFJ国際投信株式会社という資産運用会社が運用しており、「eMAXIS Slimシリーズ」に関しては業界最低水準の信託報酬を追求することをコンセプトにしているため、「他社の同種ファンドが信託報酬を下がれば迅速に追随して私たちも値下げする」という姿勢を明確にしています。
つまりeMAXIS Slimシリーズは他社の同種ファンドより手数料が高くなる可能性は極めて低く、長期投資を行う上で相性の良い優良ファンドになってます。

金欠郎

他社の同種ファンドより値下げすると姿勢を明確にしてくれるのは利用者からするととても安心だね!

直樹

そうなんだ!現に今までもその姿勢は崩さずに他者よりも信託報酬は上がっていないから『eMAXlS Slimシリーズ』は信頼しているよ!

注意!必ず『Slim(スリム)』とついているファンドを買いましょう!

先程ご紹介したeMAXISシリーズには実は似たような名前が多くあるため注意が必要です。

例えば、eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)と名前が似ているeMAXIS全世界株式インデックスというファンドがありますが、このファンドはeMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)とほとんど中身が変わらず同じような国に分散投資しているにも関わらず、信託報酬が年間0.66%もかかってしまいます。(2025年7月27日時点)

eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は年間0.05775%なので、間違ってeMAXIS全世界株式インデックスのほうに投資を始めてしまうと11.4倍近く割高な手数料を払うことになってしまいますので、選ぶ際は注意してください。

🙆‍♂️良いファンドの買い方
信託報酬の安い『eMAXlS Slim』を選ぶ。(信託報酬:年間で0.05%~0.14%
例)eMAXlS Slim全世界株式(オール・カントリー)など

🙅ダメなファンドの買い方
信託報酬の高い『eMAXlS』を選ぶ。(信託報酬:年間で0.60%~0.70%
例)eMAXIS全世界株式インデックスなど

金欠郎

ヒエーー!いかにも間違えそうな似た名前だね。。。

直樹

ファンドの選び間違えは注意したいところだね。
同じような中身のファンドなのにわざわざ手数料が高いほうを選ぶ必要は全くないから、ファンドの名前を必ずよく確認してから投資をすることが大事だね。

まとめ|迷ったら王道のインデックスファンドから始めよう

金欠郎

今回もありがとう!
株式投資に慣れるためにも、まずはS&P500かオールカントリーのインデックスファンドに少額投資することから俺は始めることにするよ!

直樹

うん!それが良いと思う!
インデックスファンドは初心者にも優しい投資方法だからね!
長期投資出来るように頑張ってね!

投資信託は種類が多く迷ってしまいますが、初心者には「インデックスファンド」からのスタートが断然おすすめです。
低コスト・分散・ほったらかしOKで、長期的な資産形成に最適な選択です。

◎今回の記事のまとめ

投資信託(ファンド)とは、各投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめて、運用の専門家(ファンドマネージャーなど)が株式や債券、不動産などに分散投資・運用する金融商品のこと

・投資信託には大きく分けてインデックスファンドアクティブファンドの2種類ある
インデックスファンド:「特定の指数」に連動することを目指したファンド
アクティブファンド:インデックスファンドを上回るリターンを目指したファンド

・初心者にインデックスファンドをおすすめする理由4つ
① 手数料が圧倒的に安い
② 分散投資でリスクを抑えられる
③ 長期保有に向いている
④ NISAと相性が良い

・著者が初心者におすすめしてるインデックスファンド2選
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の2ファンド

直樹

今回は以上です。
インデックスファンドは、指数に連動するだけの地味な投資に見えるかもしれません。
しかし、成績も再現性があり多くの人にとっての最適な選択肢になります。
投資初心者の方は、インデックスファンドから慣れていただき充実した投資ライフを送りましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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